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技術情報に関して更新します。(月1更新予定)

2018年7月2日月曜日

SQLCLI について(SQLCLI の特徴)

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1. 全てのSQL文を、高水準言語から動的呼び出しで使用できる
2. 高水準言語への組み込みSQLに比べて、効率が良い(と言われている)
3. RUNSQLコマンドなどの直接SQL文実行ではできない「カーソル処理」ができる(要するにdeclare cursorselect文に続くfetch処理ができる)
4. SQL文の中にパラメータ・マーカ(置換変数)を指定することができ、パラメータの文字/数字などの属性値に従って適切に埋め込まれる
5. プログラム固定情報値としてあらかじめ準備されたSQL文だけでなく、実行時にSQL文を変数で与えることができる。(例えば、画面から入力されたSQL文を検査して、実行することも可能)
6. SQL文の実行環境も、サーバ・モードとジョブ・モードの設定ができる
7. トランザクション制御を使用する/しないの設定ができる(省略時値はトランザクション制御必須)

などが挙げられます。



高水準言語への組み込みSQLでは、カーソル定義とホスト変数を使用してのカーソル処理そのものは可能ですが、組み込んだSQL文を、いったん動的呼び出しに変換するために「プレ・コンパイラー」を通して一時的な言語ソースに変換する必要があります。SQLCLIでは、直接動的呼び出しをコーディングするので、プレ・コンパイルの必要は無く、高水準言語は、パラメータとして指定したプログラム変数を使用して直接DB2とのやり取りを行います。