2018年1月8日月曜日
~番外編 (APPC通信プログラムのテスト用に)~IBM i のSNA通信(APPCプログラミング編)
1台のIBM i で起動側、受動側のAPPC通信プログラムを作成してテストすることもできます。以前に「システム内通信(INTRA)」の稿を投稿したことがありましたが、それと同様な機能に「ローカルAPPC通信構成」があります。システム内通信では、送信・受信バッファは使用されませんでしたが、ローカルAPPC通信構成では、APPCのバッファ管理が有効になります。また、システム内通信では「同期会話」は使用できませんが、ローカルAPPC通信構成では使用することができます。ローカルAPPC通信構成は、1つのローカルAPPC制御装置と、遠隔ロケーション名、構内ロケーション名を明示指定した2つのAPPC装置記述を作成します。ローカルAPPC制御装置では、APPN機能を使用することができませんので、APPC装置記述の自動構成は行われません。
・ローカルAPPC制御装置の作成
CRTCTLAPPC CTLD(LOCALAPPC) LINKTYPE(*LOCAL) TEXT('LOCAL APPC 制御装置 ')
・ローカルAPPC制御装置に接続する、2つのAPPC装置記述の作成
ローカルAPPC通信構成では、APPN機能を使用しませんので、APPN(*NO)、RMTNETID(*NONE)を指定します。また、RMTLOCNAME、LCLLOCNAMEパラメータは、それぞれもう片方のLCLLOCNAME、RMTLOCNAMEパラメータと一致させます。
CRTDEVAPPC DEVD(APPCSRC) RMTLOCNAME(APPCTGT) LCLLOCNAME(APPCSRC) RMTNETID(*NONE) CTL(APPCLOCAL) APPN(*NO) TEXT('APPC 装置 SOURCE')
CRTDEVAPPC DEVD(APPCTGT) RMTLOCNAME(APPCSRC) LCLLOCNAME(APPCTGT) RMTNETID(*NONE) CTL(APPCLOCAL) APPN(*NO) TEXT('APPC 装置 TARGET')
・構成をオン
構成状況処理の画面から、オプション1を使用して、構成をオンにします。
WRKCFGSTS CFGTYPE(*CTL) CFGD(LOCALAPPC)
・構成の確認
5250表示装置パススルー等を使用して、ローカルAPPC通信構成を確認します。
STRPASTHR RMTLOCNAME(*CNNDEV) CNNDEV(APPCSRC)
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